活動報告①ー任地到着しましたー
前回の投稿で、青年海外協力隊栄養士隊員としての活動の様子はFacebook、Instagramから投稿する旨を記載しましたが、SNSをやってないかたもいるかとおもうので、任地赴任後の活動をInstagramから転記していこうかと思います。
ブログから写真が中々投稿できないので、文字ばかりで申し訳ないですがお付き合いください。
【任地到着しました】
昨日、首都のリロングウェから任地のムフェレンベに到着し、今日は部屋を整理するため、買い物したり、家具を買いにいったり、職場に挨拶いったりして、あっという間に1日が終わりました。
ムフェレンベに来てからの気付きは、
○物乞いが今のところ見当たらない
代わりに、子供から「ビスケットくれ」とよく言われます。物資が限られている環境・低収入により元気なように見えて常にお腹が空いているようです。
アフリカの国々によって、ねだられるものも変わってくるのでしょうか、、?
○人柄は良い
カタコトのトゥンブカ語の挨拶でも、マラウイアン達はとても喜んでくれました。お湯を沸かすための金ダライを探してるときも結構な距離を案内してくれたり、井戸で水くみした時も、慣れて無い感が出ていたのか、順番を無視して私のバケツを先に淹れてくれたり等、早くこの人たちともっとコミュニケーションを円滑に取れるようになりたいと刺激を受けました。
○言語能力の格差
やはり首都と違い、英語を話せる人は限られてきます。
特に女性の方が英語を話せない傾向にあるんじゃないかと感じてます。
ちなみにマラウイは英語は公用語ですが、中部から南部は主にチェワ語、北部は主にトゥンブカ語が生活言語となっていて、十分な教育を受けていないマラウイアンはどちらかの生活言語しか話せない人はたくさんいます。
○生鮮食品の不足
後日写真あげますが、食材のバリエーションは非常に乏しいです。トマトと、生育途中かと思わせるくらい小さい玉ねぎ、にんにく、マラウイでよく手に入る葉物野菜、卵、、、主食以外ではこんなものです。主食は小麦、メイズが中心ですが、米も一応食べれます。
ちなみに主要都市に出向けば、マラウイ産のだけでなく南アフリカやその他周辺国からの輸入食材が手に入ります。
ざっとこんな感じです。
明日は職場で毎週金曜日にある5歳児未満の栄養プログラムがあるので、任地の栄養課題の現状を学びたいと思います。
余談ですが、家の目の前で気分転換に凧揚げしたら、恐ろしく子供が集まってきました。
ほとんどの子供が英語がわからず、当然トゥンブカ語でも注意ができないので、ジェスチャーを交えながら、カタコトの英語でコミュニケーションをとりました。
我が家は、電気・水道無し(ソーラーがあるので、充電・部屋の照明までなら電気使えます)内装は完成し3DKですが、外はまだ未完成なので、これからの進化に期待、、、笑 ☆
(2018年11月現在、家は完成してます)
穴トイレです。きちんと掃除してれば意外と臭いはしないものです。
(現在暑さのせいでコバエが大量発生し、毎日ハエとの戦いが繰り広げられてます)
浴室です。バウラー(七輪)で沸かしたお湯を使い体を洗います。
ウォッチマン(警備員)の親戚とその子供。村に外国人は私と先輩隊員の2人しかいないので、見慣れない外国人に驚きギャン泣きしたあとの1枚です。
#jocv #jica #青年海外協力隊 #マラウイ #malawi #栄養士 #nutritionist #秘境 #僻地 #僻地医療 #africa #アフリカ #電気無し #水道無し
マラウイ研修期間偏~マラウイ情勢・研修概要紹介~
マラウイに到着して、早1か月がたとうとしています。
私用のスマホのSIMカードの調子が悪く、Facebook、Instagramからでしか情報を発信できていませんでしたが、SIMを変えてなんとか落ち着いた?ところです。
派遣国によっては、入国後2週間もたたずに任地へ赴任する国もあるようですが、マラウイの場合は入国後約1か月は首都にて研修を受けます。
主な研修内容は・・・
①各種オリエンテーション(国内情勢・事情、安全対策、健康管理、各種申請手続き等)
②現地語語学訓練
③カントリーツアー
大きく分けてこの3つに分けられます。
派遣前訓練偏にて簡単な紹介はしていますが、ここでは研修で学んだマラウイの経済情勢についても簡単に紹介します。
マラウイは「世界最貧国」として位置づけられていますが、その理由の大きな一つはやはり「カネ」です。平成28年度の日本の国家歳入は、約97兆円に対して、世界最貧国と呼ばれるマラウイの国家歳入は「約2000億円」。しかも内4割がドナー資金(支援金のようなもの)
って言われても、単純に「へ―少ないなー」となるだけなのですが、この数字は兵庫県淡路市、大阪府東大阪市、栃木県宇都宮市の年間歳入と同等の金額となるようです。。。
国家財政が、自治体財政と同レベルってことが、以下に経済発展が遅れているかを物語っているようにも思います。
また、資源が非常に乏しく、発電量も年間国家発電量が、関東一帯の発電量よりも少ないんだとか、、、、
参考資料
マラウイの電化率9%(2014年全国平均)
(南部アフリカ平均32%、都市32%、地方:4%)
絶対的な電力が足りないだけでなく、停電、断水はしょっちゅうなので、新たな、産業を生み出すにしても「電気」は非常に大きな課題となるようです。
②現地語語学訓練
私が任地で使う言語は「英語」と「トゥンブカ語」で、このトゥンブカ語の基礎を10日間で身につけます。
語学の先生は日本語が話せないので、基本英語で授業は進められるのですが、そもそもリスニング力が非常に乏しいので、授業の内容を理解するにもひと苦労笑
訓練所では、英語が訓練言語だったので比較的心の余裕はありましたが、訓練期間から非英語のクラスで勉強してきた人たちの大変さと、すごさを肌で感じるいい経験にもなりました。
ちなみに、語学は最終日前日と最終日にスピーキングと、ライティングのテストがあります。写真は無事試験を終えて安堵の様子の同期隊員です。
③カントリーツアー
カントリーツアーとは、自力で首都から自分の任地へ赴き、事前に調整員さんが手配してくれた任地の借家・自宅周辺の地理確認・配属先への挨拶等々を目的に4日間にかけてマラウイを動き回ります。
マラウイの場合は、調整員さんが家は手配してくれていますが、同期のケニア・エチオピア隊員は自分で2年間住む住居を探すようで、はじめてのおつかいにしては中々ハードルが高いように思えました笑
ちなみに任地のムフェレンベは名前を言うだけで散々スタッフさんや、マラウイアンからケラケラと笑いが出るくらいの結構な秘境(≒僻地)らしく、心していってみると、ハードルが上がりすぎた分、思ったよりも栄えているなと感じました笑
家は訪問時までに完成予定でしたが、まだまだ完成しておらず、、、、
そのため昨日担当の調整員さんが最終チェックに行ってくださり、完成までとはいかなくともある程度住める環境にはなっているようで、ようやく赴任ができそうです!
今日は明日のディスパッチ(赴任)前の最後の首都生活なので、物資の調達や、ものの整理に努めたいと思います。
2年間の活動軸となる要請内容紹介
さんざん色々書いときながら、自分が任地でどんな活動をするかを記載してなかったので、ここで紹介させてもらいます。
①派遣国:マラウイ共和国
アフリカ南東部にある、内地の国です。隣国には・・・
1ヶ国くらい知ってる国もあるんじゃないかなーと思います笑
人口は約1万7000人で、国土の5分の1が「マラウイ湖」と呼ばれる、九州サイズの湖が世界遺産に登録されています。
アフリカ南部と聞くと、結構「暑い」イメージを持つ方が多いですが、マラウイは乾季と雨季の2つの季節に別れ、乾季では最低気温8度とか結構寒い日もあるらしく意外です。
そんななマウイの中でも、私は北部にある「Mzimba(ムジンバ県)」の保健センターにて配属予定です。(場所は以下画像をご覧ください)
ちなみに、マラウイ人にとっての贅沢は「炭酸ジュースを飲む」ことであると、とあるTV番組で特集されてました。
もし、これからマラウイへ行く方がいたら、現地でマラウイアンへ炭酸ジュースを手作りで提供してみては?^^
心を鷲掴みする大チャンスかも!?
【参考サイト】
炭酸水の作り方は?重曹とクエン酸で手作り?コスパ比較も! | 炭酸水ねっと
②要請内容
JICAホームページからそのままざっくりと張り付けてみました。
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ムジンバ県北部保健事務所 ムフェレンベヘルスセンター
3)任地( ムジンバ県ムフェレンベ ) JICA事務所の所在地( リロングウェ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 8.0 時間 )
1)要請理由・背景
当国では食事は分量を第一としたもので、栄養バランスが考慮されていないことが多い。また、日常利用する食材の種類も乏しいことに加え、調理法は保守的な伝統食が多く、食事の多様性に欠ける。そのため、乳幼児や妊産婦を中心とした栄養失調が深刻な問題となっているとともに、糖尿病や高血圧症といった生活習慣病も増加している。地域で入手可能な食材を最大限活用しつつ、かつ地域住民の嗜好に合った健康的な食事習慣を形成していくことが求められている。また、村落部においては、適切な離乳食が与えられないため乳児の栄養失調が頻発しており、コミュニティにおける栄養知識の普及と実践も望まれる。公衆衛生グループ型派遣に栄養士を配置することで、公衆衛生JVと連携して地域の栄養改善に取り組むことが期待され、JVが要請された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します←重要‼)
配属先スタッフやコミュニティの関係者と協力して、以下の活動を行う。また、グループ型派遣の一員として近隣地域の公衆衛生JVと連携して活動し、相乗効果を発揮させる。
1、母子の栄養失調に対し、地域で入手できる食材を活用し、住民が実践可能な取り組みを提案する(巡回指導等)。
2、地域住民を対象に栄養教育を行い、生活習慣病の予防に取り組む。
3、妊産婦、糖尿病患者、HIV陽性者等に対する食事指導と、食事内容のモニタリングを行う。
3)ボランティアが使用する機材の機種名・型式、設備等
健康教材等
任地での乗物利用の必要性
単車(小型自動二輪免許が必要)←詳しく後で説明しますね。
4)配属先同僚及び活動対象者
【同僚】
医療助手 (Medical Assistant)男性 1名(30代)←補足説明します。
シニアヘルスワーカー (SHSA)男性1名(40代)
ヘルスワーカー (HSA) 10名(高卒レベル、20ー50代)
【活動対象者】
地域住民、学校生徒など
③予想される課題
ちなみに、栄養士だけでなく、全ての要請は約2年前に現地のスタッフが日本に要請をかけたものです。そこから、JICAが現地の治安等の様々な情報を約1年ほどかけ収集し、そこから春or秋募集にて情報公開。そして合格後に訓練等を行い、いざ派遣となると、情報公開後からも1年は要します。
それに伴い、任地に行って起こるあるあるなトラブルは・・・
「要請を出したスタッフが異動・退職して職場にいない」
つまり、いざ胸を躍らせて所属先に行ったとしても、要請背景を知るスタッフがいないので、
「お前誰だよ?勝手にやってていいよー」
的なことが、先輩隊員からよく話を聞きます。
ゆえに、配属当初から私と活動をともにするパートナー(カウンターパートと呼ばれてます)もつけられないまま、ピン芸人ならぬ、ピン隊員として活動する隊員も結構多いようです笑
まあこんだけ先輩隊員が情報を残してくれたおかげで、多少のトラブルがあっても、
「あ~、これ先輩が言ってたやつや~」
くらいな感じで、笑い飛ばせられればいいな~って言い聞かせてます。
こんな課題はおそらく序の口で、赴任後には想像を絶するいろんな課題が生じるんだろうなーと思います。
ゆえに、ここで書かれている「要請内容」はあくまで暫定的な情報で、実際の活動では現地で活動に対してのニーズ調査を行い、自身で活動の方向性や、目標を設定していかなければなりません。
なので、正直自分自身でもこれから何に対してエネルギーを注力していくのかは全く想像できませんが、それも楽しみの一つです。
答えがないからこそ自由に、しかもフィールド上で様々な活動を展開できるチャンスがそこにあるので、大変だとは思いますが2年間という限られた時間を全力で楽しみたいと思います。
来週の今頃はもうマラウイに赴任して4日たってるころなんて未だに想像できないな・・・
赴任まであと2日!
【派遣前訓練⑦~2018年度からの訓練内容変更点・各種委員会の紹介~】
さて今回は二本松訓練所における2018年度からの訓練内容変更点と、訓練期間中に各班から選出される委員会について紹介します。
※駒ヶ根訓練所と二本松訓練所とでは訓練内容に一部異なる点があります。今回記載の内容はあくまで「二本松訓練所」のものとなっているのでご注意下さい。
①2018年度からの変更点
〇なくなったプログラム
・体力テスト
・座禅
〇変更されたプログラム
・野外訓練(1泊2日→1日のみ)
〇新たに導入されたプログラム
・参加型調査手法
※駒ヶ根訓練所では「チームビルディング」という訓練生から講評の講座が訓練初期にあるようですが、二本松訓練所にはありません。
長く青年海外協力隊の訓練について情報を得ている人であれば、体力テスト、座禅、野外訓練についてはご存知かと思いますが、二本松訓練所の過去のFacebookページでも掲載され個人的には非常に興味深い訓練項目だったがゆえに打ち切りとなってしまうとは・・・無念
プログラムが変更されたということは、その代わりになる新たなプログラムが追加されることを意味しますが、それが「参加型調査手法」です。
岳温泉街周辺の宿泊施設・和菓子屋さんや、さらにそこから少し離れたスポーツ施設、美術館、スキー場等々、訓練所内周辺の施設の現状・ニーズ調査を行い、課題解決に向けた取り組みを行い、地域の活性化につなげる、といった形のプログラムです。
活動先によって、自由度が高くクリエイティブな活動をさせてもらえるところもあれば、草むしりや掃除等のルーティンを行ってほしいという要望のところ等、活動内容は大きく異なります。派遣前のニーズ調査という視点から言えば、とても勉強になる訓練だと思うので、大変なことも多いかとは思いますが、自分の成長につながるものは必ずあるので前向きに取り組んでもらえたらと思います。
②各種委員会
委員会は各生活班から1名ずつ入所当日の班別ミーティングで選出され、70日間各々の担当委員会で様々な取り組みを展開していくこととなります。
さてその各種委員会をざっくりと紹介していきます。
〇班長
朝の集い・消灯時の人員報告、週1回の班長会議並びにその情報を班別ミーティングで共有等々、読んで字のごとく、班全体をまとめる役割を担います。
私の生活班では、消灯時の人員報告は途中から班長だけでなく、ローテーション制を導入に全員で担当するようにしてました。
〇副班長
協力隊講座にて、講師紹介やクロージング等の司会を担当したり、毎回講座終了後のアンケートを班別に回収・提出する仕事がありました。
〇体育委員←私担当してました。
朝の集いでのラジオ体操のお手本と、朝の運動についての計画・立案を担っていました。雨の日は体育館での朝の集いとなるので、その際は屋内でできるエクササイズや、レクリェーションを皆で知恵を絞り合ってよく考えていました。
各隊次の訓練で「体育祭」がありますが、体育委員が実行委員となり企画・運営していきます。ただし、体育委員だけでは人員としては絶対的に足りないので、有志で実行委員として協力してもらえるメンバーも募集しました。
毎隊次、体育祭は自主講座として開催されてます。
〇図書委員会
昼休みに図書室での司書業務の補助を中心に行う委員会です。
(あまり関りがなくこのくらいの情報しかないことをお許しくださいm(_ _)m)
〇野外訓練委員会
訓練期間中に行われる「野外訓練」にて、どのようなプログラムを行うのか1から講座の内容を組み立てていく委員会です。アウトドア活動に興味がある方にはお勧めですね。
魚の三枚おろしの実演
薪割り
1本の竹からの食器づくり
火起こし
ティッピータップづくり(足踏み式の簡易手洗い器)
〇ラジオ委員会
福島のローカルラジオにて青年海外協力隊がMCを務めるラジオ番組の制作を担います。MCとしてメディアデビューしたい人は是非!
相変わらずざっくりとではありますが、今回の記録はここまで。
出発まであと3日・・・!
【派遣前訓練⑥~二本松訓練所内の設備・施設・リサイクル品~】
二本松訓練所の設備については、私の調べ方が足りないだけだとは思いますが、思った以上に詳細についての情報が少ないと思ったので、ここでは改めて訓練所内の施設・設備を紹介したいと思います。
※写真を撮り忘れ、文字ばかりとなることをご容赦ください。
<厚生棟>
〇食堂
過去の記事で記載してます。参考までにご確認ください。
〇大浴場
銭湯に匹敵するくらい、中々の大きさです。1日の終わりに広い風呂に浸かれるのは、訓練期間中の貴重な癒しの時間でもありました・・・。
〇新聞
日本の新聞社、英字新聞、それぞれ3-4社分ずつ配達されてます。
テレビが基本的にみることができない生活の中で、日本の情勢を把握するための情報源として新聞はとても貴重です。
訓練生も朝食後や、夜の風呂上がりなんかに読んでる人が結構いましたよ。
これは1台しかありませんが、温泉施設とかにあるような結構立派なマッサージチェアがあります。夕食後に新聞を読みながらくつろいだり、楽しみ方は人それぞれでした。
〇アイスクリームの自販機
訓練所入所前は容易に購入できたアイスクリームも、二本松訓練所では貴重な食べ物です。モナ王や、クーリッシュなんかがありましたね。
<宿泊棟>
宿泊棟はA・B・C・D、合計4棟あります。
そのうち、個人的に「アタリ」と言える宿泊棟は
AとBです!
そんな、A棟とB棟の特徴ですが・・・
A棟
全体日直室・体育館に近い←日直と朝の集い(雨の日)は助かる
電子レンジがある!!←ここ本当にデカい強み
特に若い隊員は、食堂のご飯だけじゃ胃袋を満たすことができないので、Amazonやらで、サトウのご飯みたいな、レンジアップ米を購入して、それとふりかけや、レトルトカレーを組み合わせて、夜食を食べたりなんかをしてるメンバーもいました。
ただレンジがあることで、食堂の営業時間外でも気兼ねなく食事をとることができるので、この食事時間の制限が取り払われるのは生活した隊員の皆が羨ましがってました・・・
B棟
→全体日直室・体育館に近い←日直と朝の集い(雨の日)は助かる
軽食の自販機がある!!
写真じゃパンしかわかりませんが、アルフォートなどのチョコ菓子や、カップ麺も陳列されてます。
ちなみに・・・
C棟、D棟は・・・全体日直室・体育館からともに遠いし、電子レンジも、軽食の自販機もありません笑
C・D棟に配置された候補生の皆さん、不便だと感じる場面が多々あるかもしれませんが、それも一つの趣として楽しんでください笑
<研修棟>
〇図書館
ここの一番の強みは、JOCV OB・OGの活動報告書を閲覧・印刷できることです。人によっては、JOCVに応募するきっかけとなった隊員や、すでに知人や友人が派遣され帰国しているという人もいるかと思います。
ただ彼らがどんな活動を具体的にしていたのかって、正直分からないですよね?
その答えが「活動報告書」には記されてます。
活動の目標・計画をもとに、どのように活動を展開し、それにあたりどのような成果を得られ、どのような課題が残ったのか、もしくはどのような課題に直面したのか等々、2年間の活動内容が事細かに記されています。
是非とも候補生の方は、この活動報告書の閲覧サービスを利用して、同じ任国や、同じ職種での活動の実情をのぞいてみることをお勧めします。
〇パソコンルーム※個人的にここ重要!
ここの1番の強みは5台のデスクトップPCではなく、「コピー&スキャナー複合機」があることです!
訓練期間中にもらう資料だけでなく、技術補完研修や、仕事でも活用していた紙ベースの資料は荷物になるので任国には正直ほとんど持っていけないと思います。
ただ、訓練所内のスキャナーで全部PDF化してしまえば、USB等のデバイスまたはクラウド上にすべて保管しておけば、重量はほぼゼロで、大事な資料を任国に持っていくことができます。
なので、任国に持っていこうか悩んでいる資料があるなら、訓練所内でPDF化することを本当にお勧めします!(PDF化は無料でできます)
〇音楽室
研修等の1階にあり、スペースは決して広くはありませんが、音楽好きな候補生がほぼ毎日利用していましたね。リフレッシュがてら楽器を弾きたい方は是非音楽室も利用してください
〇語学教室
1クラス約5‐6人で構成され、それぞれ1人の先生が担当してくれます。
↑研修等の廊下です。すべて語学教室です。
少々見えずらいですが、廊下には「Speak target language!(訓練言語で話しなさい!)」と強めのメッセージが吊り下げられてます。
<体育館&トレーニングルーム&屋外施設>
〇体育館
体育館には、バレー、バスケ、バドミントン、卓球等々、メジャーな屋内球技のアイテムは網羅されているので、運動好きな候補生は夜な夜なここでリフレッシュしている人もいましたね。
ちなみに訓練入所2-3日目に、体育館は先輩隊員が残したリサイクル品の争奪戦となります笑
参考までにどんなものがリサイクル品として残されているか写真をご覧ください
↑雑巾・タオル・軍手
洗剤系は本当に少ししか残ってないものもあれば、新品のものもあったり、ピンキリです。
リサイクル品に期待するのはいいですが、一瞬でいいものはなくなるので、必要だと思う消耗品は事前に用意するか、入所してすぐアマゾンで発注するようにしたほうがいいかと思います。
〇トレーニング室
トレーニング室内にも自販機があります。
ウェイト好きにはたまらない設備ですよね
ボクシングのミットと、グローブがあるので、経験者がコーチとしてレッスンをしてくれる場面も見られました。
〇屋外施設
テニスコートと、野球グラウンドがあります。日曜はお休みなので、晴れの日にテニスをしている人なんかもいましたよ。
かなり、ざっくりとではありますが、施設内で知っとくと便利な設備はこんなものですね。
何か思い出したら、追記しときまーす!
PS:今日マラウイへ持ってく荷物の半分を成田空港に送りました。いよいよ感が増してきて気持ちが徐々に高ぶってます。今日はテレビで、マラウイ人は炭酸飲料が好きとのことで、「クエン酸小さじ1杯&重曹小さじ1杯&水500㏄」で炭酸飲料が作れるという面白い情報を得たので、明日早速スーパーに買い物に行ってきます笑
【派遣前訓練⑤~自主講座偏~】
先週の月曜からタイや、ガーナ、ジブチ、マダガスカル等々、、、続々と2018年度1次隊メンバーが出国しつつあり、マラウイ組もいよいよかと感じつつある今日この頃です。
(Since last Monday, 2018 1st- some group JOCV left Japan, and they have already arrived at Thailand, Ghana etc. It makes me excite!)
*JOCV: japan overseas corporation volunteers
今日は、既に記憶が薄れつつある(笑)派遣前訓練における「自主講座」について紹介したいと思います。
(Today, I'll write about self-lesson.)
自主講座とは、訓練期間中、訓練生が講師として候補生に対し、自身の経験や専門性を生かし、任国でのお役立ち情報等の提供を目的とした勉強会のようなものです。
(Self-lesson means that trainees hold to teach my technical skills and knowledge for other trainees.)
まずはどんな自主講座が2018年度1次隊の訓練期間中に開催されたかを写真で簡単に紹介したいと思います。
As examples, I'll show some pictures.
写真で分かるように、テーマはそれぞれ全く異なり、テーマによってこれまで講師となる訓練生がどのような経験を踏んできたか、どういうことを目指しているのかがなんとな~くではありますが想像できるので、非常に興味深いものです。
(The topics depend on trainees. We can understand the teacher's skills and goal by topics. I think that's very interesting.)
任国では自身が講師として住人や職員を対象に各種講座等を開催することが必要になるかと思います。そのため、自主講座はその練習として個人的には非常にいい練習の場になると思います。
(I guess JOCV has to hold some lecture for citizen and coworkers, so self-lesson is very good training for us.)
しかし、(But,)
「自分なんて十分な経験なんてないから、聞く専門で・・・」と考える方もいましたが、候補生である以上少なくとも各訓練生には何かしらの「専門性」はあるはずです!
(Some trainees say that I don't have much experience and knowlede, so I take lessons only... But I think all trainees have any skills and knowledge that they can do well at least.)
繰り返し言いますが、現地に赴任すれば私たちは現地の課題解決に向け、住人・職員に「指導・支援」する立場になるので、そんなことは言ってられないはずです!!
(JOCV have to support to solve their life's problems, so I think they can't say such things.)
苦手なら練習すればいいだけのことです^^
訓練所には克服するための環境が整ってます。
(If you cannot do it well, you shold make an effort. Nihonmatsu training center has good environment for our training.)
ってことで、私も自主講座を開催しました!
(I held self- lessons.)
私の講座開催の目的は2つです。
(I had two purposes.)
①訓練生に対し訓練期間中の栄養管理についての説明を分かりやすく行うこと。
(任地で基礎栄養の説明を想定して)
②他職種と連携した講座を開催し、講師・参加者全員が様々な領域からの専門性を1度に学べる場を作ること。
(任地で他職種と連携し、活動の質を相乗的なものに高めることを想定して)
(① To explain easily nutritional management during training term for trainees.
②To make chance that trainees can study various professional lessons with other volunteers who are not the same job.)
目的①は、同期の栄養士隊員と「訓練期間中、どのように体脂肪増加を防ぐか??」をテーマに二本松訓練所の栄養士隊員4人で講座を開催しました。
訓練所内での給食と、お菓子のエネルギー量についてと、運動における体脂肪消費のメカニズムについて紹介しました。
(The purpose①‘’How to prevent gainning body fat.'' I held with other nutritionists)
目的②は野菜栽培隊員と、農業学校で教員として勤めている隊員と、栄養士隊員の3人の連携講座として「野菜の作り方、流通のシステム、栄養不良に対しての栄養管理」をそれぞれのテーマとして以下タイトルで講座を開催しました。
''The purpose ②'' How to make vegetable, do marketing, manage nutrition for undernourishment''
参加人数としては、最初の自主講座よりもはるかに、こちらの講座の方が多かったです。
講座を開催した後の気づきではありますが、自主講座を開催するなら同職種だけでなく是非とも他職種と連携した内容での講座開催を本当にお勧めします!!
(I suggest next JOCV hold lessons with not the same job's trainees but also other job's trainees.)
様々な領域で働いているプロが、同じ場所で70日間も生活するなんて環境は中々ないと思います。
(This training term is very precious time for our life, because I think there is no chance for our life like that various professional workers live in the same place for 70 days.)
そして、そんなプロ同士が共同でひとつの講座を作り上げることなんて機会も、この先中々ないと思います。講座開催では時間も、エネルギーも使いますが、それ以上に自身の経験値・専門外の知識を高めるまたとないチャンスです!
(We spend much time and use much energy to hold one lesson, but we can get precious experience and good knowledge.)
これから訓練に臨む方は是非とも前向きに取り組んでもらえたらと思います!
そして、私も出国までいよいよ1週間を切りました・・・
出国までに訓練期間中での出来事で後の訓練生に残したい情報はできる限り書き残していきたいと思います・・・
次は、訓練所内の設備や訓練所に入って気づいた諸々について紹介していきたいと思います!
(I'll write about facilities and others.)
See you next time!